原爆ドームの修復について、近くの旅館スタッフが考えてみた。

原爆ドームは修復中。徒歩5分、近くのビジネス旅館のスタッフとしては、「修理中だと、観光資源としての魅力が、、」と心配になってしまいます。でも、この修復は、いつかはしなくちゃいけない必要なコト。唯一の被爆国の広島から、未来永劫、原始爆弾はいらないというメッセージを発信しつづける使命を、広島に住む者として改めて心に刻む!

原爆ドームは現在修復中

原爆投下から75年間、吹き飛ばされ、捻じ曲げられ、ボロボロになった姿で、原始爆弾の愚かさを静かに語り続けている原爆ドーム。これまで3回行われたきた修復・保存工事を経て、第四回目の補修工事が始まっています。

さあ、withコロナ時代の観光産業の復活?の兆しが見え始めた時点ですので、「宮島の大鳥居も修復中だし、原爆ドームまで、、、魅力が減ってしまうのでは、、、」と不安な気持ちになってしまいました。

核兵器禁止条約の発効へ!でも、、、?

私たち広島に住み、観光業を生業として生活しているものとしては、広島の観光資源の魅力が減ってしまうのは、悩みではあります、、、、でも、もっとマクロな視点に立つ必要があることに改めて気づかされます。

先日の「核兵器禁止条約の発効へ」のニュース。国際的に核兵器禁止に関する議論が始まってから、何年もの月日がかかりました。世界の情勢に目を向けると、超大国の誰かさんが「現実に核兵器の危機が目の前にあるのに、どうして放棄できるのか?物理的に無理だ」なんてコメントもあります。

修復中だからこそ気づく、原爆ドームの役割

私が、学生時代インドにいった時、インド人青年と仲良くなって話しました。彼は、名門大学で数学を学ぶエリート。インドに行くと文化の違いにおののき、インドの方とのコミュニケーションでいろいろな困難が付きまとうなか、海外の状況に詳しいこの青年との語らいは楽しくも刺激的でしたが、その彼が「インドはまだ(2004年の頃)世界で発言権がない。だから核が必要なんだ」と語ったことが忘れれません。

超大国の目線、発展目覚ましい新興国、発展途上国、色々な環境にある方々が様々なな意見を持つのは当たり前だと思います。でも、だれが何といようよ、だれの立場になっていようと、被爆国の日本、その中でも原爆投下地の広島・長崎の人が思う「核兵器はいらない」という考えは、100%正しい。

核兵器禁止条約「発効」までにもこれだけの長い時間がかかる。では、実行までは、どれだけ長い時間がかかるのでしょうか?でも、その長い時間、広島から「核兵器はいらない」というメッセージを、高圧的でもなければ暴力的でもなく、静かに、哀しみながら、発信し続けることが必要なんだということを改めて感じています。

修理しているコトも含めて、是非HIROSHIMAを体験してください!

未来永劫、核兵器がなくなるまで、立ち続けてもらうために必要な修理なんだ!と考えれば、「観光地としての魅力が、、、」という気持ちも吹き飛びます!

逆に、「75年後の今になっても、保存・修理しながら、その役割を果たさなければいけない」という状況を含めて、広島に来て、見て、「世界の平和」の現状について感じ、考える機会になるのではないでしょうか?

広島平和記念資料館もコロナ対策も万全で、開館中!川辺の色づきも綺麗です。平和公園を散歩でもしながらブラブラすれば、運がいいと原爆ドーム対岸親水テラスで開催されている「水辺コンサート」(日曜日開催が多いようです)に遭遇して、子供たちの合唱や素敵な音楽に癒されるなんてころもあるかも??

広島市中心地にあるビジネス旅館はらだは、原爆ドームまで徒歩5分近い旅館です。ビジネス旅館はらだの地は、原爆投下時には、先々代が同地にて銭湯を営んでいた場所。もちろん破壊しつくされましたが、なんと!銭湯の煙突は立って、耐えたとのことです。コロナウイルスの影響だろうが何だろうが、なんでも耐えちゃる!広島は、焼け野原から立ち上がったガッツがあるけえ~ね!

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