世界的に有名なバンクシーの展覧会が広島で11月6日から1か月限定開催!世界的な人気アーティストなので、チケットの予約がおススメ!10月1日からチケット販売も開始。正体を明かさず、神出鬼没な「天才か?反逆者か?」のバンクシーの貴重な70作品が展示される会場のひろしま美術館は、旅館はらだから999m、徒歩12分、アクセス抜群!
バンクシーとは?
バンクシーというアーティストをご存じでしょうか?東京の港区の防潮扉で発見されたネズミのグラフィティーアートが、本物か否か!?とnewsになったのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
バンクシーは、美術館に展示するキャンパスではなく、世界中の壁、建物などに作品を残すアーティスト。バンクシーの作品の多くは、「グラフィティー」。グラフィティーとは、1970年代のアメリカHIPHOPカルチャーから有名になったスタイルの表現。当初は壁や、電車などにスプレーなどを用いて書いた「落書き」から始まったとのこと。落書き、すなわち違法な行為である場合もあります。バンクシーも、許可なしに世界中の壁にアートを描き続けていることもあり、これまで本人の正体は全くの謎!!
世界的アーティストの「落書き」ともなれば、その価値などから、「保存するのか?誰のものか?値段は!?」など大きな問題を引き起こします。でもそのような話題だけではなく、描くテーマ・題材こそ「話題」に注目すべきな作品です。
ヨルダン川西岸地区の壁に、イスラエル兵に銃を突きつけられても描いた、9枚の絵。手りゅう弾を投げ込んでいる躍動感あふれるデモ参加者の手に握られているのは「武器」(手りゅう弾)ではなく「花束」。王族の祝典を祝う旗を作る、労働する子供。社会問題を盛り込んだ、刺激的なアート作品群。生で見られるとのことで、興奮を隠せませんね!
世界的アーティスト、バンクシー展覧会がひろしま美術館で開催!
そんなバンクシーの展覧会が広島でも開催決定!11月6日から1か月限定でひろしま美術館で開催。世界的アーティストなので、会場は密になるかも??事前に入場チケットの予約するのもおススメです(チケットは10月1日からスタート)。
ひろしま美術館は、モネなどの印象派やゴッホ、マティスなど18~19世紀の名画や、竹内栖鳳などの現代日本絵画まで幅広く所蔵しています。バンクシーのような今を生きる「現代美術」作品の展示は多くないのですが、広島市現代美術館が長期の改修工事に入っている今、現代アート好きにはたまらない、待ちに待った展覧会ですね!
ひろしま美術館は、ビジネス旅館はらだから999m、徒歩で12分6秒、1428歩で到着と、アクセス抜群。原爆ドームからもすぐの距離なので、広島観光ルートに加えれば芸術の秋の旅をたっぷり満喫できますね!
美術館でアートな目を養ってみる!?
美術館で作品を鑑賞して、外にでるといつもの風景が違って見えることありませんか?私は大学までずっ~と理系。絵を描くこと、美術の授業にでるのが好きではありませんでした。そんな私が、社会人になって、行く当てもないバイク旅でふと立ち寄った美術館で、たまたま学芸員の方の説明を聞きながら作品を鑑賞できる機会を得ました。
これまで何も感じることができなかった美術作品に、学芸員の方の「作者の生きていた時代背景、制作過程、作品に込めたメッセ―ジ」などを説明して頂いた時、初めて「おもしろい!!」と感じました。芸術鑑賞する場合は、「自分が感じたように感じればいい」と言われることも多いですが、初めから「面白がろう!」という「興味がない」場合は、どんな名画を見ても琴線に触れることはないですよね。
私の場合は、作品の背景・物語を把握する理系的(?)な方法で「興味」を持つキッカケを作ることができました。そのおかげで今では、広島の主だった展覧会は全部行くくらいアート大好き人間になってしまいました!
心と頭をオープンにして、「面白がってやろう!」という感覚ビンビンな状態で、美術館からでると、日ごろ見飽きた風景も「あれっ!?これってアートじゃない?」みたいになる経験がよくあります。
美術館をでた後ではないのですが、ネパールの田舎に2年間住んで、時々首都のカトマンズに出てきてワクワクした時に、街の壁に貼られている映画ポスターを見たときは、ビビッと来て、衝動的に写真を取りまくったのが忘れられません。
ネパールはインドのボリウッドのように映画産業がととても盛んで、皆大好きな娯楽。その数も半端でなく、どんどん新作が公開されます。町中の壁に貼られる映画のポスターもはがしては、張り、はがしては張り、何層にも折り重なった過去の映画の「記憶」がコラージュのように混ざり合い、大竹伸朗の世界のように見えました。
素敵な単館系の映画を見せてくれる広島市の「横川シネマ」さんの壁画には、世界を活動フィールドに持つ、広島出身のグラフィティアートSUIKOさんの作品が見れます。「落書き」ではなく「アート」として、グラフィティを町の活性化に活用している素敵な例です。
広島の街を歩きながら「??なんだ、なんかアートぽい写真」を紹介しちゃいます。ビジネス旅館はらだの目の前のマークロスコ風?な工場の扉。モンドリアンのコンポジション作品?な、これまた旅館はらだ近くの工場の扉。ドアノブがイカしてます。
ロスコ風? モンドリアン風?
駐車場にお停めいただいたお客さまのお車のボンネットに反射して天井にうつるオラファー・エリアソン的な光。生命を題材としたバイオアート?と目を疑うようなショッキングなビジュアルな生垣。
エリアソン風? 生命は爆発だっ!
広島は、山を背に、海を前に、川が沢山流れる自然あふれ素敵な街です。人が作り出す芸術もいいですが、自然が描き出す、グラデーションにはかなわないかもですね!
広島の川から眺める美しい夕焼け
バンクシー展の他にも、広島には、広島県立美術館(10月6日からは伊万里焼きの展覧会!)、福山には、白隠の作品や、現代アーティスト名和浩平の体験型インスタレーションの洸庭などを体験できる神勝寺などアートスポットが充実。しまなみ海道を渡れば瀬戸内のアート天国(直島、手島、犬島など)も旅のルートに組み込めば、芸術の秋を満喫できますね!アートな感覚を持ちながら、街ブラしながらお気に入りの身近なアートに触れる旅はいかがでしょうか?