広島市内の中心地、原爆ドーム、グリーンアリーナが徒歩圏内のビジネス旅館はらだには、約600冊の本を読書できるホテル。今こそおすすめ!ウイルスなどが人類の歴史に与えた影響を学ぶジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」。
今こそおすすめ「銃・病原菌・鉄」!
パプアニューギニアに鳥類の研究で訪れた際に、現地のガイドに言われた「西洋の白人は沢山のものを発達させたが、なぜ我々はそうでないのか?」という質問に答えることを目的に、筆者ジャレド・ダイアモンドが考察する。
結論は、、、「世界各地の異なる人種には、元々差異はない。ただ、居住していた環境が違っただけである」と。
その結論を、約1万3000年前、なぜ肥沃三角地帯(現在の中東あたり)などで、「食糧生産」「家畜の飼育」が始まったのか?
食糧生産などが始まれば、狩猟生活から食糧生産に移行し、人口増加・密集、文字の発明、余剰食糧の生産による支配者・兵隊階級の誕生、近隣や海を隔てた世界への侵略が引きを超こされる。
すなわち、「食糧生産」の開始時期の違いが、現時点での差として顕在化している。 *大幅にまとめたので、詳細はぜひご一読を!
新世界への侵略における病原菌の寄与
「食糧生産」が早く進化した国が、違う国を侵略する。スペイン人の南米のインカ帝国などへの侵略の例を出しながら、どちらが鉄や銃を持っていたのか?そして、病原菌に対して免疫を持っているか否かが勝敗が決まる。
人類の歴史は、天然痘、コレラ、ペスト、梅毒、HIV、、、病原菌との戦いはは切り離せない。そして、インターネット、交通網の発達によって、情報・病原菌がこれまでにない速さで全世界に広がる現在、「新型コロナウイルス」という病原菌によって、世界が変わってしまった。
人類の歴史と病原菌との長い関わり合いを、改めて見つめなおす「銃・病原菌・鉄」。今、改めて読み返すことおすすめします!
旅に出て、宿泊先の旅館で出会う本
私は、基本的に小説や物語が好きなので、ノンフィクションや人文系の本のバリエーションは少ないのですが、少し難しいかもしれないけど、 今、この時期のこの時間に読むべき本を探して、 読んでいます。
コロナウイルスによる影響が収まり、また広島に来られるようになりましたら、原爆ドーム、広島平和記念資料館で「平和」のすばらしさを感じていただくとともに、さまざなジャンルが置かれいるビジネス旅館はらだの本棚のおすすめの本たちと出会うことで、より一層、素敵で、文化的な広島の旅行になればと思います!!