あの日から76年。2021年の平和記念式が広島の平和公園で開催。8月6日8時15分、宿から徒歩5分の平和公園内にある平和記念資料館(宿から徒歩13分)を中心に、心を一つにして黙祷。先日は家族三世代でご旅行に来られたお客様をお出迎え。「孫と一緒に平和記念資料館を見れて良かった」とのお言葉。直接被爆された方が少なくなるなか、若い世代に伝えなければならない記憶があります。
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宿から徒歩でいける平和公園にて令和3年平和記念式開催
1945年8月6日8時15分、原子爆弾が広島に投下されました。それかから76年の時が立ちました。未だに原子力兵器は世界に残っています。
原爆によって直接的に、または放射能被爆よって間接的に亡くなられた方は32万人以上(2021年8月現在)。死没者の方々のご冥福をいのり、未来の平和を願う式典です。
菅総理なども参加されましたが、昨年に引き続きコロナウィルスの影響で規模縮小しての開催でした。
伝えなくていけない記憶。3世代で広島訪問
8月6日より数日前に、広島にご旅行に来られた、ご家族3世代のお客様をお出迎え。「孫が原爆ドーム、平和公園と厳島神社を見たいといったんだよ〜」とのこと。お孫さんは学生でお若い方。色んな旅行先がある中で広島、原爆ドームをお選びいただいことに感服いたしました。
しかし、今はコロナ禍。三密を避けなきゃいけない。でも、「今しかない、この夏」に家族の大切な思い出も作りたい!
そこでお客様は、移動はお車、食事は外食ではなく宿で食べるなど、最大限配慮した「新しい旅」スタイル。旅館はらだが「コロナウィルス感染予防対策を実施しながら、宿で食事ができる」ということでお選び頂いたとのことでした。
原爆ドーム、平和記念資料館をご覧になった後、夕食の時に「あ〜孫と一緒に皆で見れて良かった〜」と語っておられました。
原爆や戦争を体験された方々の高齢化によって、「伝えなくてはならない記憶」の伝承が問題になってきています。今回のご家族のように、幅広い世代の方が一緒になって広島や長崎、その他、日本各地の戦災史跡などを見て、語り合うことが必要なのかもしれません。
核兵器廃絶のメッセージをヒロシマから世界に!
コロナウィルスという、全世界の「敵」に対峙して、世界中で協力、助け合いの輪が広がってはいます。しかしその一方で、各国の利権争いのニュースも耳に入ってきます。全世界が協力ないと立ち向かえないコロナウィルスと同様に「核兵器」も全世界にとっての「敵」であるはずです。
コロナ禍以前は、原爆ドーム、平和公園には、外国から来られた観光客の方で溢れかえっていましたが、今はほとんど見かけることはありません。実際に、見て、触って、聴いて、核兵器の恐ろしさを発信できない今だからこそ、平和記念式典など、平和への行動のアピールを粛々と継続し、外国の方、戦争を知らない若い世代へと、唯一の被爆国、日本がの国際平和都市「ヒロシマ、HIROSHIMA」が旗振り役となり核兵器廃絶のメッセージを発信し続けないといけません。
改めて見直される日本の大規模イベント、式典運営!
オリンピックでの選手の華やかな活躍の裏で活躍している、運営される方々、ボランティアの方々。オリンピック選手からボランティアの方々の「おもてなし、配慮」への賛辞が送られています。
海外では、スポーツイベントや大規模音楽フェスでのクラスターの発生などのニュースが聞かれます。当初は、ライブハウスが問題視されていたのも過去の話。まだまだ制限は色々ありますが、日本におけるスポーツ観戦、音楽フェス、その他エンタメ系のイベントも除々に動き始めています。
そして、そのようなエンタメ系のイベントではクラスター発生などはないのでしょうか?イベント運営の方々のリスク最大限減らすような工夫、そしてイベント参加者も、「新しいエンタメの楽しみ方」を徹底するジャパンスタイルがあってこそなのではないのでしょうか?
平和記念式典にいても、一般者立入禁止地域への人員配置(朝早くから、人っ子一人通れないよな、大人数の人の壁!!)、式典の意義を認識し、静粛な雰囲気を保つ参加者。運営側と参加者か一体のなってイベントを成功させよう!という強い想いを感じました。
先が見えないコロナ禍。でも開けない夜はない!おつか訪れていただける、国内・国外のお客さまを、「新しい旅のスタイル」で安心・安全におもてなしできるよう準備を進めてまいります!