Ryokan Harad’s Art  杉本博司「海景」 

杉本博司 1948~ 写真家、建築家、演出家

主な作品
〇「ジオラマ」シリーズ、「海景」シリーズ、「劇場」シリーズ
 ニューヨークの自然博物館の白熊などのはく製をリアルに撮影した「ジオラマ」シリーズでデビュー。工夫を凝らして、本物に見える偽物を提示し、観客の眼を欺きつつ、様々な問題提起を促した。
 お部屋に展示しているのは、8×10のカメラを長時間露光することで映し出される細密な水平線「海景」シリーズ。古代人が始めてみた風景、というコンセプトの作品。

〇「放電場」シリーズ
  写真の印画紙に、電極を直接あてることで、一瞬でほとばしる電気の軌跡を写し取った作品。

江之浦測候所にて撮影

杉本博司の作品が見れる場所
〇直島 家プロジェクト 護王神社
 :もともとあった神社を改築。地下から続く光学ガラスの階段。地下通路の隙間から見える瀬戸内海は、まさしく「海景」の世界
〇直島 ベネッセハウスミュージアム
 :まとまった「海景」シリーズを見ることができます。
 *2022年からは光学ガラスで作られた茶室「硝子の茶室『もんどりあん』」も新たに公開予定。
〇神奈川県 江之浦測候所
 :かつてミカン畑であった丘を杉本が買い取り、これまで収集してきた古美術や、石、化石などと、自身の作品を展示した空間。春分・秋分の日や夏至の日などの四季折々の特別な日に、日の出・日の入りが、建築物・オブジェと直線に交わるように設計するなど、杉本博司の世界が詰まった世界。日本で私が最も好きなアートスポットです。



  
   

PAGE TOP
Translate »