長期滞在の方とお話するきっけけとなった本棚。広島の宿泊中に新たなな小説、漫画との出会いはいかが?

ビジネス旅館はらだは長期滞在の方のご利用も大歓迎。市内の学校の内装工事のため2か月以上も宿泊された方から「本棚見たんだけど、いい趣味してるね!」とのお言葉。旅館はらだの漫画、小説、雑誌のコーナーはスタッフが読んで、面白い!と思ったものを厳選。お客さまと音楽、アートの趣味があったこともあり、楽しいお話をすることが出来ました。

ビジネス旅館はらだの本棚には、魅力的な漫画、小説、雑誌が満載

ビジネス旅館はらだは長期滞在のお客さまの痒いところに手が届くサービスに取り組んでいます。毎日飽きの来ない朝食、夕食やランドリーサービスの他に、お部屋のお寛ぎの時間の為に電波強度もバッチリの無線Wi-FIも完備しております。

また、旅館はらだには、漫画、小説、雑誌が充実の本棚があります。誰もが一度は読んだことのある漫画や、スタッフが推薦する名作やマニアックな作品との出会いはいかがでしょうか?漫画は約700冊、小説は約500冊と長期滞在でも読み切れないボリュームのラインナップでございます!

長期滞在でご宿泊のお客さまの嬉しいお気づき

私自身、青年海外協力隊してとネパールに住んでいる時は、仕方なくkindleで電子書籍を購入しておりましたが、出来るならば紙媒体で読みたい派。しかし、「ビジネス旅館はらだの本棚はおススメです!」と言っても、お手軽にスマホでネット検索やYouTubeなどの動画を楽しむのが、お部屋でのお過ごし方の主流の現在。昔ほど多くの方が、漫画や小説などをお部屋に持ち込まれることもなくなったと感じております。

そんな折、旅館はらだの本棚のおかげでお客さまとお話するきっかけになった事例が続いたので紹介しちゃいます!

広島市の学校の内装工事の為に関東地域から2か月以上ご宿泊されたお客さま。夕食のお時間に「本棚見たけど、いい趣味しているね~」とお言葉を頂きました。ご年齢は私よりも若いのに、私の青春時代の漫画や、音楽、アートなどカルチャー全般にとても詳しいお客さまで、本棚を見ただけで、私がどんなカルチャーが好きなのか一発で当てられちゃいました!

嬉しい驚きと共に、毎日の夕食のお時間は多岐にわたる分野のお話を聞かせて頂き、さらには、宿泊期間中にたまたま広島市内で開催されていた面白いライブイベントに一緒にいったりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。その節はありがとうございました!また、広島に来ることがございましたら、色々音楽話しましょうね~!

また、「漫画「ヴィンランドサガ」面白いですよね~」とお声がけ頂いたお客さまもおられました。ご旅行の目的をお聞きすると、広島の蔦屋書店で開催される本屋さんのイベントに参加するために、瀬戸内海の島からカブに跨ってこられた書店のオーナーの方でした!館内清掃業務を終わらせ、ダッシュで蔦屋書店へ。中国四国の素敵な本屋さんが沢山集まったイベントスペースに、ご宿泊頂いたお客さまを発見!

「来てくれたんですね~」と喜んで頂き、こちらこそ、こんな素敵なイベントを教えてくださってありがとうございました!素敵な本を購入させて頂きました。本一冊一冊にも、「いつ、どんな時に購入したのか?」という物語があります。今回購入させてもらった本も、カブに乗った素敵なお客さまの想い出とともに本棚の仲間入りしました。

その他にも、長期滞在だったのですが、素泊まりのお客さまの事例のご紹介。チェックアウトした時にお部屋清掃に入ると、なんとそこには、かなり読みごたえのある大西巨人「深淵」が!お食事の提供がなかったので、なかなかお客さまとお話する機会がなかったのですが、旅館はらだの本棚から、特にマニア向けの本を選んでくださったとは、、、、。色々お話きかせて頂きたかったな~。

インターネット、スマホの時代にも、旅館はらだの本棚を通じて、お客さまと繋がれるきかっけを得ることが、ごくたまにですが(笑)あり、やっぱりやめられないよな~と、今日も本屋さんをめぐってしまうのです。もし、旅館はらだの本棚にビビっと来た方おられましたら、是非ともお声がけください!お客さまのお話をお聞かせくださいませ!

旅館はらだの本棚に仲間入りした作品を紹介

ビジネス旅館はらだの本棚をおススメしていますが、実は私は、元々ゴリゴリの理系出身で、大学入学までまともの本なんて読んだことがありませんでした。そのため、専門的な意見・書評などは全然できません。

でも、だからこそ、本や漫画にあまり興味がなかった人にも、きっと好きなってもらえる作品を紹介できるのではないか!?と思っております。そんな、もしかしたらお客さまの琴線を震わせることができるかもしれない、最近本棚に仲間入りした作品を一気に紹介させていただきま~す!

写真の左上から順に紹介させて頂きます!

「素粒子」ミッシェルウェルベック
フランスの炎上作家!?作者自らの人生も含まれた、フランスに生きる、「モテないけど、欲望を捨てられない男」と「天才科学者」の異父兄弟の困難な生・性を、リアルに、クールに記していく。そこに、量子力学から分子生物学などの考え方も交え、「人類」の将来までも描き切る。次作「ある島の可能性」へと繋がる、人類を超俯瞰的な視点で描く問題作。

「銀の匙」中勘助
夏目漱石が絶賛。人見知りで病弱な幼児が、家族や自然、友人との関係の中で成長していく様を、柔らかで、瑞々しい描写で描く名作。

「平家物語 犬王の巻」古川日出男
監督:湯浅正明、作画:松本大洋、音楽:大友良英、声:森山未來。日本が誇る各界のクリエーターの豪華共演で話題の映画の原作。スピード、強度Maxの古川節の語りで、誰も知らない、平家物語が爆誕。

「白夜」ドストエフスキー
ドストエフスキーの主人公は「うじうじ、もじもじ、グチグチ」。あらゆるものに絶望したかと思えば、一瞬で幸せへの頂点へ。そして、、、、。宗教的な深みが、少し影を潜めてはいますが、ドストエフスキーの空気を短時間で味わえる小編。

「卍」谷崎潤一郎
谷崎潤一郎の描く世界は、当時の日本ではどのように受け入れられていやのでしょうか?同性愛・両性愛をテーマとした作品。ダイバーシティが叫ばれる今、もう一度読み直す??

「小松とうさちゃん」絲山秋子
さえない中年男性と、ネットゲームにはまってしまった仕事はできるサラリーマン。そんな二人の友情物語?作中には不穏な空気が終始漂いつつも、モヤモヤを抱えながらも生きていく人生を描く。

「白痴」坂口安吾
戦争、空襲。明日が見えない時代。そんな状況下で、果たして自分を律して生きることはできるのか?情熱を失い、自堕落になってしまう主人公と、無垢な感情しか出せない女性との物語。

「銀河鉄道の彼方に」高橋源一郎
徐々に破城していくストーリー、繰り返される同じ文章。宮沢賢治の作品からインスパイアを受けた作品は、小説という構造自体をアップデートさせた!?否両論が激しい作品。私は、、、、何度も諦めかけたけど、何とか最後まで読めた、、というレベルでした。いつか再読する時くるのかな~??超問題作です。

「白の闇」ジョゼ・サラマーゴ
NHK「100分de名著」で紹介。突然、原因不明の失明する病気が世界を襲う。パンデミックの恐怖と、目が見えない「白の闇」に包まれた中で、人間性を保ちながら生き抜く姿に感動。コロナショックの今読むべき名作。

「ベル・カント」アン・パチェット
南米のとある国で、各国の重要人物が集まるパーティーで人質テロ事件発生。人質とテロ犯との緊張感ある関係が、人質の中の、希代の名歌手の存在や、テロ犯と人質とのそれぞれの交流が生まれるなかで、徐々に変化する。結末やいかに!?

「マンハッタンラプソディ」池田満寿夫
アーティスト池田満寿夫さんの小説にはいつも厭世感とエロスが付きまとう。芸術活動をするためにNYに単身乗り込んだ主人公。NYに住まう破天荒のアーティストや友人との日々。目をそむけたくなるような、濃厚でリアルな描写。でも、なぜか手に取ってみてしまう。人間が持つ、ドロドロとした欲望を刺激するのでしょうか?

「東京 In The Flesh」高木完
日本におけるHip-Hopカルチャーの始祖の一人。高木完。パンクで音楽に目覚め、80年代後半からのHip-Hop、ニューウェーブetcの日本の「音楽」の変遷を追える貴重な本。さらに、日本カルチャーの重要人物をゲストとして呼んで放送されている、高木完さんがパーソナリティを務める最高にHotなラジオ番組「Tokyo Mad Spin」。そのラジオ番組の人気回からのインタビュー内容も抜粋。ボアダムス EYE、Yoshimio、高橋盾、ヤン富田、細野晴臣などの超豪華面子!。高木完の人脈の広さには驚きが隠せません!

「不倫」パウロ・コエーリョ
「アルケミスト」などで世界的に有名な作者。インターネット以降の現代の「不倫」をテーマにした作品。もう十分名声を得ているのに、新たなるフィールドに足を踏み入れる熱意には脱帽。

「汽車旅の酒」吉田健一
吉田健一さんの文章は、私には難しい!「時間」という名著も何度も挑戦するのですが、読了できず。。でもこの本なら大丈夫!内田百閒「阿房列車」よろしく、吉田さんが、日本全国を電車に乗って、なじみの宿に泊まって、飲みまくる!ウィットにとんだ文章だけど、上手いお酒のようにスイスイ読み進められます。

「移動動物園」佐藤泰志
再評価が高まる佐藤さんの作品はどんどん文庫で復刊して嬉しいばかり。小動物を車に押し込み、幼稚園などを回る移動遊園地が舞台。真夏の日差しの元、奇妙な関係、奇妙な職場。重苦しい空気と、青年時代のモヤモヤ。酷暑の夏にクーラーギンギンの部屋でおこもりして読み耽るのにピッタリ?

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