出張の宿の食事がSDGs?食品ロスゼロを目指した夕食づくりにチャレンジ

最近よく耳にするSDGs。難しく考えず、地球環境の為に、出来るコトからコツコツと!ビジネス旅館はらだの朝食の定番、塩鮭。中骨を夕食の澄まし汁に活用で食品ロス削減。出張した宿で、SDGsを意識した食事をお腹いっぱい食べて、皆で地球にやさしい持続的な生活・仕事へ!人気メニューの生姜焼きを添えた夕食は食べ残しゼロ。これも小さなSDGs!

食品ロスを削減してSDGs!

最近よく耳にする言葉、SDGs。地球で生活し続けるために、 2030年までに達成すべき具体的な目標として、国連で立てられたのが、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)だそうです。

人口が80億人が突破し、食糧、燃料など様々な資源の必要量が増えているけれども、地球にある資源には限りが、、、。さぁどうする人類!?そんな大それた問題に、個人が何か出来るコトなんかあるのかな~?と頭を抱えてしまいますが、まずはできるコトから少しずつチャレンジ!

SDGsの目標には「飢餓をなくそう!」や「海や陸の豊かさを守ろう!」という項目もあります。ビジネス旅館はらだで提供させて頂いている食事は、長期滞在の方や、スポーツ団体の方にご好評を頂いています。その食事を作る際に、どうしてもでてしまう食品ロス。これを少しでも減らせば、SDGsの目標達成に協力できるでは!

ビジネス旅館はらだの朝食の定番塩鮭を捌く際にでる中骨。これまで捨ててしまっていた、この中骨を活用して、美味しいお出汁の鮭の澄まし汁を作ってみました。

朝食の塩鮭は、半身の冷凍塩鮭から切り出していきます。この冷凍塩鮭は、夕食の日替わり刺身3点盛りのために、毎日新鮮なお刺身を仕入れてくださる、馴染みのお魚屋さんがもって来てくれるもの。鱗を取り、中骨を削いでいく。厨房の仕事を始めたころは、この作業がうまく出来なかったのですが、経験を積み、最近はなるべく身を残さないように、そぎ落とせるようになりました。その中骨を5㎝程度に切り、ごぼう、大根、ニンジンと煮込んで、いいお出汁を出してから、薄口しょうゆと、麺つゆと塩で味を調整すれば出来上がり!

ビジネス旅館はらだの朝食、夕食には、具沢山のお味噌汁をお出してしています。今回、この鮭の澄まし汁を初めてお出した際には、お客さんから「この汁もいいね!」とご評価頂きました。これからも、鮭を捌いた時だけになってしまいますが、スペシャルメニューとして食事メニューに追加していきたいと思います!

お客さまの好みを把握して、食べ残しゼロの食事に!

食品ロスを減らすことも重要ですが、食べ残しの問題もあります。野菜が嫌い、生魚が苦手など、お客さまのお食事の好みは様々。また、卵アレルギーや、エビ・カニなどの甲殻類もダメ!などの体質的にNGなお客さまもおられます。

食べ残しを最小限にするためには、まずはお客さまとのコミュニケーション!スポーツ団体のお客さまや、建築現場で働く外国人研修生の方が宿泊して頂く際には、「何か食べられないものありますか?」と質問させて頂きます。お仕事で長期滞在されるのお客さまの場合は、日々のお食事の状況を確認して、「このお客さまは、ニンジンがお好きでないな」などの情報を把握しておきます。

お客さまの食べられない食品や、苦手な食材をチェックしたうえで、おなか一杯食べていただける献立を考えるのは、なかなか頭を悩ませますが、「ごちそうさま~、美味しかったよ~」というお声のため、お客さまお一人お一人のお顔を思い浮かべながら、仕入れに出かけます。

先日の夕食の献立は、鮭の澄まし汁に、生姜焼き、冬瓜のトロトロ煮、刺身三点盛り。寒い冬、生姜パワーで、体の中からホット!ホット!生姜焼きにも、冬瓜にもタップリと生姜を効かせて頂きました。

生姜焼きは、一日お仕事で腹ペコになった職人の方の白飯無限おかわりの人気メニュー!しかし、先日までご宿泊されていた、外国人研修生の方は、宗教の関係で豚肉NG。そんなご要望にも即座に対応させて頂きます!今回は、生姜焼きの変わりに鳥照り焼きを準備させて頂きました!

食品ロスの削減、食べ越しゼロを目指して、SDGsにチャレンジしながら、お客さまの満腹・満足感はそのままのビジネス旅館はらだの食事つくり頑張ってまいります!ご宿泊前の、「食べられない食品、食材」などのご要望はお気軽にお、申し付けくださいませ~!

ビジネス旅館はらだ 
〒730-0802 広島県広島市
中区本川町1-3-19
tel : 082-231-2976
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